古民家でひっそり営業する予約困難な隠れ家フレンチ【FRANZ】(東京・白金)

古民家でひっそり営業する予約困難な隠れ家フレンチ【FRANZ】(東京・白金)
秘密の隠れ家と形容したくなる仄暗い店内。一晩の定員は10名と、エクスクルーシブ感がある。

古民家などをリノベーションした飲食店が点在する東京・白金の北里通り。その路地裏に、今年2月、1軒のフレンチレストランがオープンし、予約の取れない状態が続いている。名前は「FRANZ」。

昭和の風情が残る木枠の引き戸を開けると、そこには仄暗い空間が広がり、アンティークや作家物の器がカウンターを彩る。店を切り盛りするのは店主の福田祐三さん、ただ一人。箱根「オーベルジュ オー・ミラドー」、代官山「パッション」、「マンダリン オリエンタル 東京」の「シグネチャー」などでフランス料理の王道を歩んできた彼は、「顔の見える仕事がしたい」とカウンタースタイルの店にこだわった。その想いは提供する料理にも貫かれている。

食材は、那須の金子さんからの産直野菜、三重「岩崎魚店」の魚、滋賀「さかえや」で仕入れた肉など、顔の見える付き合いから得られたものばかり。それらの持ち味をできるだけシンプルに引き出して作られた一皿は滋味豊かで、しみじみ優しい。気の置けない人と大切な時間を過ごすのに相応しい一軒だ。

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