自身の眠れる野性を解放。エネルギー溢れる展覧会「野生展:飼いならされない感覚と思考」


「野生展:飼いならされない感覚と思考」

自身の眠れる野性を解放。エネルギー溢れる展覧会「野生展:飼いならされない感覚と思考」
ステファニー・クエール「Old Boar」
©Stephanie Quayle

理性的で合理的であることが、スマートな生き方のように思われている現代。だが、日々の生活と文化の創造、ものづくりや表現においては、人間の本質でありすべての原動力となる、何物にも捉われない”本能”=”野生”は必要不可欠だ。

本展では、そんな私たちのクリエイションに大きな刺激を与えるきっかけとなる”野生”にフォーカス。「現代社会の中での野生とは何か?」「自身の中に潜んでいる野生の力をどのように見出していくのか?」という課題を、現代の表現者たちによる、野生の魅力が伝わる作品やさまざまな資料を通して模索する。

展覧会のディレクターである、思想家であり、人類学者でもある中沢新一氏は、現代の人間には「まだ管理され尽くしていない、まだ飼いならされていない心の領域が、どこかに生き残っている」。その領域こそが、「今まさに大切になっている『野生』のすみかである」と語る。

現代的な生活の中で、薄れがちな人間の野生力。今回は、その大きな力を取り戻す絶好のチャンスだ。男らしさを磨くためにも、きっと役に立つに違いない!