言葉とビートで感性を刺激する、佐野元春の最新作『Maniju』

言葉とビートで感性を刺激する、佐野元春の最新作『Maniju』

詩的な言葉とビートを組み合わせ、斬新でありながらも温もりを感じさせる音楽を奏で続けているロックミュージシャン、佐野元春。昨年60歳という節目の年に、デビュー35周年を迎えた彼が綴るニューアルバムが、ザ・コヨーテバンド名義の『Maniju(マニジュ)』だ。

内容は、サイケデリック、フォークロック、ニューソウルなどを現代的に再構築した、多彩でポップなサウンドが魅力の、佐野元春的モダンクラシックス。また、詩から浮かび上がってくる彼のメッセージ、「若い都市生活者たちの憂い」は、今を生きる若い世代にはもちろん、リアルタイムで彼の音楽を聴いていた人々の心も、真正面から激しく刺激する。

言葉とビートで感性を刺激する、佐野元春の最新作『Maniju』

Manijuは、漢字で書くと「摩尼珠」。誰の心の中にもある厄除けのまじないの珠のことで、禍(わざわい)を避ける徳を持つものだそう。「こういう音楽が必要な人の手元に届くといいな」と佐野氏。今抱えている迷いや悩み、当てのない怒り、そんなところから抜け出すヒントをくれる一枚になりそうだ。