『ありがとう、トニ・エルドマン』ジャック・ニコルソンが惚れ込んだ独映画

『ありがとう、トニ・エルドマン』ジャック・ニコルソンが惚れ込んだ独映画
©Komplizen Film

ジャック・ニコルソンが惚れ込み、米リメイクが決定した独映画

 ブカレストで働くイネスは、絵に描いたような独身のキャリアウーマンだ。ある日、愛犬を亡くした父親がドイツから突然やってくる。

そこで様々なトラブルが発生し、ケンカをし、お互いの愛情を確認し合うのだが、典型的な親子ものと本作が一線を画すのは、娘を困惑させる父の悪ふざけの数々だ。

別人のふりをしてイネスの周りをウロウロし、しまいにはブルガリアの精霊の格好をして娘の誕生日に乱入する。不器用な親子の関係をユーモラスに描きつつ、資本主義社会における幸せな人生のあり方をこっそりと問いかける。