九電、3回目の太陽光「出力抑制」 好天で発電増の予想

 九州電力は20日午前、大停電の回避を目的に太陽光発電を一時的に遮断する「出力抑制」を開始した。先週の土日に続き3回目となる。 電力は需要と供給のバランスが崩れると、大規模な停電に陥る恐れがある。九電は、20日は好天で太陽光の発電量が増えると予測。一方、需要については、土曜で工場などの稼働が減るうえ、冷暖房の要らない穏やかな気温が見込まれることから落ち込むとみて、実施に踏み切った。 九電は先週13、14日の土日に、太陽光など再生可能エネルギーの出力を制限する措置を、離島を除き国内で初めて実施した。いまのところ、21日の日曜にも実施する可能性があるとしている。(山下裕志)

FB、副社長に英の元副首相 規制強化のEU対応狙いか

 米フェイスブック(FB)は19日、英国のニック・クレッグ元副首相を副社長に迎えたと発表した。FBは、個人情報の流出問題や情報規制強化などの課題に直面している。欧州議会議員も歴任した大物の採用には、欧州連合(EU)を含む各国当局への対応を強化する狙いがありそうだ。 英国の副首相を2010年から15年まで務めたクレッグ氏を、広報などを担当する副社長にあてた。 FBのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が自身のFB上で、「我々が直面する困難は深刻で、これまで以上に変革の時期を支えてくれる新しい視点が必要だ」と説明。クレッグ氏について「複雑な問題に取り組む経験と能力はかけがえのないものだ」とした。 個人情報流出問題が相次ぐFBには欧米を中心に批判が強まっている。EUでは個人情報保護やソーシャルメディア上のコンテンツをめぐる規制強化といった動きが出ており、FBは対応を迫られている。(ロンドン=寺西和男)

祖父は布団、父が寝袋、孫はダウン ナンガ、転身で飛躍

 寒さが増すこれからのシーズンに活躍する「ダウンジャケット」。その生産に新たな道を見いだし、業績を飛躍的に伸ばしているのが滋賀県米原市の「ナンガ」だ。布団の縫製業で培った技術を生かし、アパレル業界の山も登り続けている。 主力の「オーロラダウンジャケット」は、防水性と中が蒸れない透湿性に優れている。人気を伸ばす「タキビダウンジャケット」はその名の通り、難燃性の素材を表地に使い、たき火で火の粉が当たっても生地が溶けないのが特徴だ。 街から山まで幅広く使える商品だが、価格は2万~5万円台が軸で手頃。10万円前後の海外ブランドが主流の中、コストパフォーマンスが高いと人気だ。2015年と16年に、二つの直営店を東京都内にかまえ、ブランド力を高めている。 前身は、横田智之社長(39)の祖父が1941年に立ち上げた縫製業「横田縫製」。会社が近江真綿の産地(米原市多和田地区)に近く、布団メーカーに依頼されて縫製加工の下請けをしてきた。 しかし、加工工場を安価な海外…