青い三角旗のジャム会社 甘くない市場で生き残るには…

 青い三角旗のマークが付いた小瓶は、朝の食卓の定番だ。パンに塗って食べれば、甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。アヲハタは、国内シェア3割を占めるジャムの最大手。だが、その市場は決して甘くない。 真っ青な瀬戸内海と島々を望む、のどかな海沿い。アヲハタの本社や工場は広島県竹原市にある。ここで加工されたジャムは、全国に送られる。近くには旧工場を改装した、見学やジャムづくりの体験のための施設もある。 野澤栄一社長(64)は「ここから会社の歩みが始まったのはなぜか。商品づくりにどう力を入れてきたのか。そうしたストーリーを伝え、ファンを増やしていくにはぴったりの場所だ」と話す。 温暖な気候を利用して、対岸の島々ではみかんなどかんきつ類の生産が盛んだった。1970年に世界で初めて保存料を使わない低糖度ジャム「アヲハタ55 オレンジママレード」を発売した。健康志向の消費者の心をつかもうとしたのだ。今なお主力のこの商品が、アヲハタの成長を引っ張った。 とはいえ、健康志向の高まりこそ、ジャム市場の逆風だ。「甘いものはからだに悪い」という誤解から、ジャム離れが進む。 約6年前に発売した「まるごと果実」は砂糖を使わず、果実と果汁でつくった商品だ。こうした商品や技術開発に力を入れる。 さらに、フルーツを加工する技術を生かし、ジャム以外の商品開発も進めているという。野澤社長は「いつでも、どこでも、おいしくフルーツを食べられるようにする」。詳細は教えてもらえなかったが、鮮度を気にせず果物そのものの味を楽しめるという開発中の商品に、大きな期待を寄せているようだ。(近藤郷平)

【4月30日まで】「サンペレグリノ キノット」のカクテル× アランチーノの最高ペアリングを楽しもう!

【4月30日まで】「サンペレグリノ キノット」のカクテル× アランチーノの最高ペアリングを楽しもう!

イタリア料理をメインに、創造性豊かな一皿にファンが多い西麻布のレストラン「S’ACCAPAU(サッカパウ)」にて、イタリア生まれのスパークリングドリンク「サンペレグリノ スパークリング フルーツべバレッジ」のコラボレーション企画が開催中。

世界的バーテンダーの後閑(ごかん)信吾氏が考案した「サンペレグリノ キノット」を使ったカクテルと、シェフの田淵 拓氏が双方の味わいの相性を考えながら生み出した黒トリュフとフォアグラのアランチーノというペアリングセットが期間限定で楽しめる。イタリアが誇る絶品ドリンクとフードは、春先のアペレティーボにも最高の組み合わせ! 4月30日までとあと1ヶ月なので、どうぞお見逃しなく!

人気イラストレーター加納徳博氏の作品を二子玉川で展示販売【ひと言ニュース】

人気イラストレーター加納徳博氏の作品を二子玉川で展示販売【ひと言ニュース】

モダンなインテリアに映えるオリジナリティあふれる

人物や動物などを、必要最小限の線と色で表現するイラストレーター・作家の加納徳博氏。昨年開催の個展「あつまるさん」の内容に新作も加え、4月7日から4月22日にアルフレックス玉川で展示販売する。インテリア空間に溶け込んだ作品が見もの。

【今月の青春映画】かつて少年だったすべての大人たちへ『さよなら、僕のマンハッタン』

【今月の青春映画】かつて少年だったすべての大人たちへ『さよなら、僕のマンハッタン』
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マンハッタンで生まれ育った、大学を卒業したばかりのトーマスが、奇妙な隣人の男性や父親の愛人との出会いをきっかけに、自分の生き方を見出す様を描く。原題でもあるサイモン&ガーファンクルの「ニューヨークの少年」をはじめ、ボブ・ディランやルー・リードなどの名曲と、レストランやバー、古書店や美術館など趣のあるロケ地の組み合わせがノスタルジーを醸成。トーマスだけでなく、実は惑っている大人たちの感情が露呈するシーンが効いている。

国際線過去最多でも、「ハブ」には遠い関西空港

 関西空港を発着する国際旅客便が増え続けている。運営する関西エアポートがまとめた今年度冬季(28日~来年3月30日)のスケジュール(運航計画)によると、ピーク時の国際線(旅客)は週1309便(往復)で、前年度の冬季より92便増え、過去最多となる見通しだ。訪日客の利用が多いアジア方面の路線が好調なためだ。だが、目標にしているハブ(拠点)空港になるには、課題が残ったままだ。 国際線の増加は8年連続。1日1便ずつ増える南京、天津、済南など、中国(台湾と香港・マカオをのぞく)方面で週33便増える。ホーチミン、ハノイ、ダナンのベトナム3都市にも1日1便ずつ増えるなど、中国を含むアジア全体で週73便増える。 一方で、北米方面(ハワイを除く)はユナイテッド航空がサンフランシスコへの便を週2便追加しただけにとどまった。欧州方面は週5便増。フィンランド航空がヘルシンキ線を週5便から7便に増便して毎日運航する体制にした。 世界各地をつなぐハブ空港をめざす関空にとっては、長距離線の弱さが引き続き課題だ。 その背景には、国内線網の貧弱さがある。長距離線で使われる大きな飛行機の座席を埋めるには、地方からの乗り換え客の誘致が必要だ。冬季の計画では、新たに熊本や高知線が就航するものの、全体では前年比1便増の1日70便にとどまった。 関西エアポートのグレゴリー・ジャメ専務執行役員は23日の記者会見で、国内線について問われ「競争力を示すもの。就航していない都市にも飛ばせるようにしたい」と述べた。一方で、「機材や人材を国際線に戦略的に振り向けていて、日本の航空会社にとって国内線は優先度が低い」と嘆いた。(岩沢志気)